フラットでは、今年から本格的に新卒採用をスタートしました。
今フラットは、組織としての大きな転換点にきています。
先月の本部通信でお伝えしたように、10月に人事制度を大きく変更し、クレド(行動指針)も策定しました。
今後も、「社内研修の強化」や「スキルマップの運用」など、様々な仕掛けを行っていく予定です。
その中の1つ大きなトピックスが、この「新卒採用」です。
私たちは「採用活動」は組織を変える力があると信じています。
「採用活動」は、
・志を同じくした仲間を集める「仲間集めの活動」
・フラットをより多くの人に知ってもらう「広報活動」
・志望理由や夢を語ることで未来にワクワクすることができる「職員のモチベーションアップ活動」
など、様々な捉え方をすることができます。
そう考えると「採用活動」が組織に対して与える影響は甚だ大きく、価値のあるものだと私たちは考えています。
その中でも特に「新卒採用」は特別です。
誰しもが、社会人として最初に働いた会社で「社会人としての仕事の基準」や「就労観」が形成されます。
良くも悪くもですが、一点の曇りもなく、その会社が大切だと思うことを、大切にしてくれる存在、
それこそが新卒入社者だと思います。
そう思うと「5年後のフラットの未来」をイメージしたとき、誰がフラットを引っ張っているのか?
既存のメンバーはもちろんそうですが、間違いなく今年/来年で新卒入社者するメンバーも、
その一翼を担うことになるはずです。
なので「新卒採用を通して、組織を大きく変えていく」そんな挑戦を今年から本格的にスタートしました。
今回は、新卒採用セミナーで学生の皆さんに伝えている内容を、
一部クローズアップして皆さんにお伝えしたいと思います。
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「最低限の環境を提供する」福祉から「あたりまえを、あたりまえにする」福祉へ。
私たちフラットが実現したいことです。
前回のブログでもお伝えさせて頂きましたが、
日本の福祉はこれまで「最低限の環境を整える」ことに集中してきました。
例えば、「入浴」。日本の法令では「最低週二回」入浴があればよいとされています。
また支援の効率化のために、同じ時間に利用者さんの入浴がまとめて行われる場合が多く、
それが「日本のスタンダード」になっています。
ただ、当然のことながら、利用者さんの中には毎日お風呂に入りたい方もたくさんいるはずです。
だとしたら、私たちフラットとしては、
利用者さんの「あたりまえを、あたりまえに」したい。そんな支援を実現したい。
そんな「あたりまえを、あたりまえに」が「日本のスタンダード」となるように
目の前の支援に向き合い続けているのが、私たちフラットです。
しかし、「下限を守る福祉」から「上限を実現する福祉」への転換は、そう簡単なものではありません。
もしそれが実現するとしたら、それは間違いなく「社会の大きな変化」といえるものです。
では「社会の大きな変化」とは、どのように起きるでしょうか?
私たちは「社会の大きな変化」が起きるタイミングでは、必ずその背後に「熱源」があると考えています。

例えば「人材業界」における「リクルート」のような存在がまさしく「熱源」です。
元々「人」と「仕事」は、「直接的な人と人との繋がり」の中で結びついていました。
例えば「サークルや部活の先輩が働いている会社に就職する」
「両親の勤めている会社に就職する」というのがまさしくそれです。
なので、何もせずとも、多くの人が自然と職に就くことができましたし、
そもそも「人と仕事を結びつける」こと自体を生業とする「人材業界」は存在しなかったわけです。
しかし、バブル崩壊をきっかけに、その構図は一気に崩れ落ちました。
雇用の上限数が限られる中で、「直接的な人と人との繋がり」だけでは、
仕事に就くことができなくなったのです。
そんな状況を打破したのは、皆さんご存じの「リクルート」という会社でした。
彼らは、大学生向けに様々な企業が登場するパンフレットや広告を作成し、提供し始めました。
それによってこれまで「直接的な人と人との繋がり」によってしか仕事を決められなかった世界に、
突如として「動いて自ら手にした情報」によって仕事を決められる世界が現れたのです。
まさしく、これこそが「人材業界」のはしりであり、社会の転換点でした。
リクルートの登場以来、「ナビ媒体」や「人材紹介」を使った就職活動が一般化し、
今ではそういった「情報」なしに仕事を決める方はほとんどいなくなりました。
まさしく「社会の大きな変化」が「リクルート」という「熱源」によって、引き起こされたのです。
これは極に振った言い方ですが、リクルートという「熱源」がなければ、
今の日本の就職活動の在り方は、なかったかもしれません。
私たちフラットについても、既にマイナビやリクナビを通して多くの学生さんとの出会いがありましたが、
それ自体が昔だったら有り得なかったことかもしれません。
少し長くなりましたが私たちが「大きな社会の変化」の裏には「熱源」がある、
その一例をお話させていただきました。
では、福祉業界に目を戻してみましょう。
福祉業界は、この社会の中ではなくてはならない重要度の非常に高い業界です。
日本国憲法で「基本的人権の尊重」が謳われている以上、未来永劫なくならない業界です。
それだけに「熱源」が1つあり、「下限を守る福祉」から「上限を実現する福祉」への転換が進むだけで、
多くの人の人生が彩り豊かになるはずです。
では、福祉業界に目を向けたとき、そのような「熱源」といえるような組織は現時点で存在するのでしょうか?
残念ながら、私たちフラットも含めて、この福祉業界には、まだ「熱源」はない、と思っています。
人材業界における「リクルート」、自動車業界における「トヨタ」、教育業界における「ベネッセ」、
そういった存在は、まだこの福祉業界の中には存在しないと思っています。
だとしたら「私たちがその熱源になりたい」。
そんな思いをもって、今まさしく組織を大幅にアップデートしています。
先日お伝えしたクレドの策定も、今回の新卒採用も、全ては「福祉業界の熱源になる」ただそれだけです。

では「福祉業界の熱源」となるために、具体的にどんな挑戦をしようとしているか?
気になる方は、是非私たちの新卒採用のセミナーに参加してみてください。
https://job.mynavi.jp/23/pc/search/corp111196/outline.html
学生でない方も、こちらのブログで新たな取り組みを順次紹介していきますので、
是非楽しみにしていてください!